危険ロード [不思議な話し]
いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。
高校1年生の時の話しです。
私の家は裕福ではなかったので自分の生活費はアルバイトをして稼いでいました。
自分で稼がないと何も買えないので死活問題です。
私は、間が悪いことに見なくてもいいものを見てしまう、目の当たりにしてしまう体質に悩むというか苦労していました。
当時アルバイトの道すがら外国の男の人が公衆電話ボックスの中で電話線を引きちぎりボックスの壁をこれでもかと蹴り飛ばしていました。
とめどもない破壊行動を見せつけられた私は体が硬直していました。
「ヤバイ・・・」逃げるしか策はありません。息を殺す様にその場を後にしました。
(昔は携帯電話はありません。通報するにも公衆電話は現在進行形で破壊されています。一応昔は女の子でかなり不利)
私は、いつしかその道を危険ロードと呼んでいました。
危険ロードは真っ直ぐな広い道なのに自転車と車の接触事故が度々ありました。
アルバイト先に行くにはその道しかありません。
私のアルバイトをしないと生活出来ない事情、けれど危険ロードを通らないといけない葛藤に乙女心(笑)は
複雑でした。
夏の初めの季節でした。
いつものようにアルバイト先に行く為に午後の5時ごろ危険ロードを通っていました。
危険ロードの道沿いにアパートが何件かあり、多分アパートの住人らしき人達で4~5人の人だかりが出来ていました。
みな一斉に北の空を見上げて指をさして何やら騒いでいました。
私もみなに習い振り返り空を見上げました。
空には白いシルバーの点が無数に宙に浮いてブレながら分裂して増殖している模様でした。
点は発光していて大きくなったり小さくなったり、点いたり、消えたり、瞬間移動したり、もうやりたい放題です。
いわゆる未確認飛行物体UFOを見ていました。
UFOはいつしか物凄い数で北の空いっぱいに広がり戦隊になっていました。
こちらに気づいて伺っている感じがします。
見せつける様に、こんなに堂々と見せちゃっていいの?
「ヤバイ事になってる、怖いな」思わず口から漏れてしまいました。
もう、面白がるどころじゃありません。
私の器だと図り知れないものを目の当たりにして、宇宙の中で私はチリ程度の存在なのだと悟った出来事でした。
宇宙戦争レベルの艦隊を見た!なんて言っても誰も信じないでしょう?
やっぱりあの道は危険ロードでした。
その後、彼らはポツポツと一つずつ消えて行ってしまいました。
あれから彼らは見えない印を私に付けたのでしょうか?
忘れた頃になると彼らは現れます。
スーパームーンだけど家に入ろう時代まで続き、チョコチョコと見てしまう私はやはり間が悪いのでしょうか?
説明できないし言わない方が無難だからと思いながらも、もう時効だからいいかなと揺れる(乙女心)
おばさん心です。
皆さんにも危険ロードありませんか?
信じるか?信じないかはあなた次第で・・・・
タグ:UFO 危険