白の彼 [不思議な話し]
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彼と初めて会ったのはこの時だ!これは会ったと言えるのか?
分からないのだが、集合住宅に住んでいる時にベランダの掃除をしていた。
箒で一通り掃いてちり取りでかがんで取っている時に影が動いた。
ベランダには私しかいない、目の前にも後ろにも誰も居なかった。
ちょっと怖かったが気にしない事にした。(幼い頃から不思議な事を言うと怒られたから)
何日か経ったある日、当時ロト6が発売されて統計を取っていた私は、集合住宅のsさんがロト6の予想を教えて欲しいとリクエストがあったので電話する事にした。
電話をしょうと(子供のイタズラ防止に壁掛)立って受話器を取ると、尺八の音色が左耳から聞こえてきた。
んっ?受話器からではない。受話器を耳から離して辺りを伺う(キョロキョロ)
尺八の音色がハッキリと、まるで野原で奏でているようなそんな感じで聞こえてきた。
見事な演奏なのでしばらく鑑賞することにした。
いつしか尺八の音色は聞こえなくなった。
私は、その後何事もなかったかのように直ぐにsさんに電話をして統計のノートを見ながら、ひらめいた数字を教えた。
次の日、sさんから電話があり、昨日の数字でロト6買ったか?聞かれた。私は、急きょ子供のコンパスを買いに行く事になったので、きれいさっぱりロト6を買う事を忘れてしまった旨を伝えた。
sさんは実は私もどうせ当たらないと思って買わなかった。(ごめん)
でも、合ってたんだよ~あの番号~1等だったああああああああ!~(sさん絶叫~)
沈黙の後・・・・・
買ってないものはしょうがないよね~そこまでの運だったって事で諦めよう~(残念)
と、いう結論になって話は終了した。
しばらく経ったある日に電話の近くに、たまたまその日、立て鏡を置いていた。ちょうど廊下が映る角度に向けていた。
鏡に映った廊下の奥から白装束の男の人が突然現れて、普通に道を歩いて行くように、白装束の裾を翻しながら
廊下を颯爽と先を急ぐように西の和室に入って行きました。
余りにもハッキリと目に映り、生きている人に見えました。
私は、かなりビックリして、息の吸い方を忘れてしまい息を吸い過ぎてしまいました。
年の頃は二十代半ばすらりと背が高く、とても端正な出で立ちで白装束がまるで折り紙のように折り目正しく
まっさらな白でした。(顔は見えませんでした。)
胸にこみあげる状況。
嗚呼なんて・・・潔白の白、切ない白、潔さの白、血に染まる白、白紙にする白。
彼の身内が潔白の意味を隠し込めて本当にまっさらな白装束を用意したと思いました。
(せめて最後にと綺麗な白の白装束)
嗚呼・・・あの時の尺八の音色も白の彼だと思いました。
(当時)生活が苦しい私に白の彼は手を差し伸べてくれたんだと思いました。気づかなくて、ごめんなさい。
白の彼は私に何か言いたかったのだと思いました。
ただ、白の彼が現代に生まれ変わって幸せになっていることを切に思うしか私には出来なくて・・・・
あれから、尺八は聞こえなくなってしまいましたが、西の和室の引き戸はスルスルと勝手に開く時は何回かありました。
霊道という道になっていたのでしょうか?
私には分かりませんが、白の彼が道に迷ってぐるぐると同じところを回っていたとしたら気の毒で仕方がありません。
進むべき道に行けますようにと、切に願いました。
怖くない、優しい霊もいるんだなと思いました。
白装束を見ると思い出すエピソードです。
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