疑惑の夏祭り [不思議な話し]
いつも、読んでいただきまして、
ありがとうございます。
あれは確か、中学二年生の夏の出来事でした。
私の二階の部屋にはクーラーがなく、とても寝苦しい夜を過ごしていました。
寝ていた部屋は南西の部屋で西に窓はなく、南と北に窓がある昔のユニット工法形式の
間取りの家でした。
ある時から、寝ていると、フワフワとしていて、意識の中心が体から五十センチ上にある感覚になる時がありました。
身体が宙に浮いて、フワフワしているから、気持ち悪くなる一歩手前の気分でした。
私は、成長期で思春期だからかな?と思っていました。
だから直に治まるから、嵐が過ぎるのを待つしかないとその時は思っていました。
ある日、学校で体育の時間、教室で、体育の先生に呼ばれました。
しかかまるん、○○町のお祭りに来ていただろう、○○中の校庭で夜の九時に見たんだけど
親と来ていたのか?一人で来てる感じがしたけど、どうなんだ?
小さい時は○○町のお祭りは行ってましたが、今は行っていません。
お前のこと見たんだけど、おかしいな~
親に聞いてみても構いません、聞いてください。(言いがかり付けられて、めんどくさい)
その時はそれで済みましたが、体育の先生はしつこく担任の先生に家庭訪問の時に母に確認する様に段取りをしていました。
家庭訪問の時、担任の先生は座って直ぐに私が一人でお祭りに行っていたか?聞いてきました。
母は鼻で笑いながら~うちの子供は九時に寝ているんですよ~○○町まで自転車で行くんですか?遠いですね。
でも、体育の先生はしかかまるんを見た!言っています。
私は、仕事から帰ってきたら外にでません。遊びに行く親御さんもいますが、私は家にいるからそれは絶対にないです。
そうですか?(母の強い口調にたじろいで)
○○先生の勘違いかな・・・(言葉を濁して終了となりました。)
母は自分がちゃんとしていない親だと思われた事に憤慨していました。
いつも母は自分基準だから見当違いの事を言うし、自分の事は棚に上げて、否定癖がある人です。
だから私は誰にも言えない。
なんにでも否定したがる人にとっては、私は噓つきになります。
ここだけの話、
私は、実際に○○町のお祭りに行っていました。○○中の校庭はお神輿やら、出し物の出発点、本部になっていました。
校庭は土ぼこりでモヤがかかり、赤く光る大きな出し物を近くでポツンと見ていました。
私は、後ろの方からの鋭い視線に気付きました。
体育の先生が目を見開いて見ています。目がバッチリ合い、しかかまるん、と話しかけられました。
私は、ヤバイ~見つかったと思い逃げました。
私は、その夜、幽体離脱でお祭りに行っていたんです。夢だと思っていたけれど、実際に行っていたんです。
説明の仕様がなく、誰にも信じてもらえそうにないので、誰にも言えなかったんです。
後日談として、○○のライブにも行っていたみたいです。友達から○○のライブのビデオに写っていると言われた横顔は
私だと思いました。(高校生の時の話し)
もちろん、誰にも言えないから、見間違い、よく似た人と言っておきました。
もう、幽体離脱は思春期で終わってしまったみたいです。
あれから、何もありません。(多分)
皆さんも誰にも言えない経験ありますか?
この話は信じるか、信じないかはあなた次第で・・・お願いします。